台北の街歩きは、五感で楽しむ旅。賑やかな市場の喧騒、色鮮やかな果物や野菜、そして、そこかしこから漂ってくる香ばしい匂い…。そんな市場の風景の中に、ひっそりと佇む小さなお店を見つけました。それが、今回ご紹介する「菜市場豆花」です。
台湾在住の私は、朝市で美味しいものを探すのが日課。ここの朝市は家から少し離れていてあまり来れないので、来た時にはなんとなく特別感があります。いつも通りの朝市に足を踏み入れると、赤い文字で「豆花」という看板が。市場のど真ん中、路面のお店は、まさに市場の活気をそのまま味わえる場所。
「菜市場豆花」という店名は、その名の通り、市場で販売されている豆腐プリン専門店。台湾では、市場で豆腐プリンを売っているお店を見かけることはよくあります。しかし、この「菜市場豆花」は、他の店とは一味違う、独特の雰囲気と魅力を持つお店なんです。
今回は、そんな「菜市場豆花」の魅力を、あなたにもお伝えできればと思います。台湾旅行の計画中の方、台湾グルメに興味のある方は、ぜひ最後まで読んでみて下さいね。
市場の活気に満ち溢れた、素朴な豆腐プリン専門店
「菜市場豆花」は、台北の賑やかな朝市の中にひっそりと佇む、小さな豆腐プリン専門店です。
お店は、市場のど真ん中。朝市で新鮮な果物を買った帰り道、ついつい立ち寄りたくなるような、まさに市場の活気に満ち溢れた場所にあります。
お店の前に置かれた燻銀のテーブルは、どこか懐かしい雰囲気。市場で働く人や買い物客で賑わうその風景は、まさに台湾の日常を切り取ったような光景です。
お店に入ると、すぐさま目に飛び込んでくるのは、大きな鍋でと煮込まれているピーナッツシロップ。その甘く香ばしい香りは、食欲をそそります。
そして、自家製と思われる豆腐プリンが、プルプルと揺れていました。
メニューは、おそらく1種類のみ。豆腐プリンは、1杯40元という驚きの価格。市場価格と比べると、かなりお得です。
口の中でとろける、優しい甘さの豆腐プリン
「菜市場豆花」の豆腐プリンは、一口食べると、その滑らかさに驚きます。まるで、口の中でとろけるような、繊細な舌触り。今まで食べたことのない豆腐プリンの食感に、私は感動しました。
豆腐プリンの柔らかさは、まさに「絹ごし」という言葉がぴったり。口の中でゆっくりと溶けていくような、優しい味わいです。
そして、豆腐プリンに添えられたピーナッツは、柔らかく、口の中でとろけるような食感。甘く香ばしいピーナッツの風味が、豆腐プリンの優しい味わいを引き立てます。
さらに、ピーナッツシロップは、甘すぎず、ちょうど良い甘さ。豆腐プリンとピーナッツの甘さを、上品にまとめてくれます。
「菜市場豆花」の魅力は、人情味あふれる店主と素朴な味わい
「菜市場豆花」の魅力は、豆腐プリンの美味しさだけではありません。
お店のご主人は、朝市で長年豆腐プリンを作り続けているベテラン。私が訪れた時、お店のご主人から「どこから来たの?」と気さくに声をかけられました。
市場の活気と、ご主人の人情味あふれる笑顔に、私は心が温まりました。
「菜市場豆花」は、まさに、市場の活気と人情味あふれる、素朴な豆腐プリン専門店。美味しい豆腐プリンを味わえるだけでなく、台湾の文化に触れられる、そんな貴重な体験ができるお店です。
まとめ:市場の隠れた名店「菜市場豆花」は、ぜひ訪れてほしい
「菜市場豆花」は、市場の中にひっそりと佇む、小さな豆腐プリン専門店ですが、その味は、まさに「絶品」と言えるでしょう。
豆腐プリンの柔らかさ、ピーナッツの風味、そして、シロップのちょうど良い甘さ。どれもが完璧に調和し、口の中で至福の時間を演出してくれます。
台湾を訪れた際には、ぜひ「菜市場豆花」に立ち寄ってみてください。きっと、あなたも、私と同じように、その美味しさと魅力に心を奪われることでしょう。
菜市場豆花へのアクセス
お店:菜市場豆花
アクセス:MRT台北駅から徒歩8分
満足度★★★☆☆3.5点